F1 Drivers’ Stage

前回はメインゲートでドライバーのパネルを見て、グランプリスクエアに入るところまでをお伝えしました。

鈴鹿GPエントランス

GPエントランスのゲートをくぐる際に「グランプリスクエアでイベントをご覧になる方は左側へ向かってください」と係りの方がアナウンスされ、どんなイベントがあるか詳しくチェックしていなかったのだが、とりあえず行ってみよう。ということで左へ。

GPスクエア

GPスクエア

GPスクエアオフィシャルステージ

レッドブルのグッズ販売を横目に進むとGPスクエアオフィシャルステージが見えてきて、すでに多くの人だかりが。

GPスクエアオフィシャルステージ

ステージ正面は込み合っており15列目ほど。少しずつ画像右手に進み、列が少し減る場所を探しながら10列目あたりになるを確保。前との間隔を詰め座って待つようアナウンスもあり、皆さんマナーよく1時間半近く待ちます。

当日未明までの雨が上がったことにより晴れ間が増え、真夏の陽射しが照り付け炎天下で待つのも辛くなってしまう状況。雨が降って寒くなるよりかはマシか。女性やお子様連れにはちょっと悩ましい環境である。

ここでよかったのが「体の調子がちょっと良くないなと感じたら申し出てくださいね。お手洗い等で抜ける場合は一声かけて周りの方が見ててあげてくださいね。」などアナウンサーさんや係員さんが呼びかけ、それに観客も応えるという日本人得意の優しさ思いやりを感じられたこと。

モニターには過去のグランプリのハイライトが流れ暇つぶしもできる。しかしここから1時間待つのは結構つらい。画像では曇っているがこの後快晴になる。

GPスクエア

心は少し癒されつつも容赦なく陽射しは照り付けるので、体へのダメージは大きい。どこのサーキットも日陰の場所は少ないのので日焼け止めクリームは必須。おかげで当日はヒリヒリ収まらず、後日こんがり真っ黒に焼けてしまった。

金曜のトークイベントスケジュール

さて金曜のGPスクエアオフィシャルステージのスケジュールはこのようになっており、朝からファン歴が浅い人からコアなファンまでカバーする面白ラインナップ。昼のギュンター代表・TDのパットシモンズさんですら渋いラインナップなのに、14時20分枠のアルファタウリ代表のフランツ・トストさんだけで1枠組まれているというコアファンにはたまらない激渋ラインナップになっている。

最後の2コマも激熱。セバスチャン・ベッテル、マクラーレンの2二人、角田裕毅とステージが熱狂に包まれるのが目に見える。

引用:suzukacircuit

トークショーを選ぶのかフリー走行を選ぶのか

もちろんステージの枠組みはF1のフリー走行とは被らないようになっているが、時間が進むにつれ来場者数は増えトークショー目当ての方も増えてくる。どんどん列が増えるので振り向いても最後列はもう遥か彼方でどこかわからない。フリー走行を見るため一旦抜ければその場所は詰められてしまう。つまり並び直しは皆無である。

また我々は晩御飯で寄りたいお店と時間が決まっており、サーキットからホテルまでの交通渋滞も念頭に体力と相談しなければならない。忘れてはならないのが我々は昨日夜から移動のため睡眠をとっていないこと。フリー走行後イベントステージ前に戻り、ものすごく遠いとこから眺め、渋滞にハマり晩御飯も食べられずホテルつくときにはグッタリでは何を楽しんだのか分からなくなってしまう。

実質トークショーを選ぶのかフリー走行を選ぶのかといったものである。

我々はグランドスタンド席以外はどこでも座れる金曜のメリットを生かすべく、朝一のDAZNと次のアストンマーチン・ウィリアムズのドライバートークショーだけ参加。11時半からのフリー走行1ではピット出口が見えるA席と少し移動した1コーナーからS字までが見渡せるB席で見ることにした。

さて根気強く待ち続け時間は9時15分。最初のWEDNESDAY F1 TIME DAZN Stageがスタート!

まずはJスポーツでお馴染みMCのサッシャさんが登場!

WEDNESDAY F1 TIME DAZN Stage

DAZNステージ サッシャ

DAZON解説・HRS副校長、クルーな喋りの元F1ドライバー中野信治さん

SUPERGTで17号車Astemo NSX-GTを駆る松下信治選手

角田裕毅選手とSRS同期、SUPERGT 37号車Deloitte TOM’S SUPRAを駆る笹原右京選手

元Hondaでパワーユニット開発の指揮をとった浅木泰昭さん表情がだいぶ和らいだなぁ。

現役ドライバーと直近までホンダパワーユニットを開発していた方を交えたリアルな話が聞けるチャンス。さすがに浅木さんは開発担当ということでほとんど機密事項となり一般の方と同じレベルでしか言える内容は少ないものの、退職してからはゴルフを楽しんでいる話とのこと。

現役ドライバーたちはSFで一緒に走るリアムローソン選手にスタートは下りだからブレーキ踏めとアドバイスしたとか。角田裕毅選手が料理好きでレストラン経営を将来したい話など、レースだけじゃない裏側の話も。海外を走ってきた二人のドライバーのキャラクターも良く、もっと喋ってほしかった。

気が付けば時間となり次のステージへ。次はアストンマーチンとウィリアムズのトークショー!大ファンであるアロンソの登場である。

F1 Driver’s Stage

午前中のメインイベントはアロンソの登場。40歳を超えてもなおトップドライバーで居続ける彼をあと何度見ることが出来るだろうか。

相方のストロールは前戦シンガポールで大クラッシュを喫しており体調面も心配されたが大丈夫そう。問題はモチベーションの方か。

ウィリアムズのアルボンとサージェントは爽やかに微笑みながらトーク。鈴鹿では成績の良いアルボン。2019年のレッドブルで4位に入っている。サージェントは初めての日本そして鈴鹿。一見さんに厳しいサーキットでどれだけアルボンにしがみつけるか。

スケジュール管理が厳しいドライバーはサーキットの印象とファンに一言ずつ述べて終了となった。

フリー走行前のボルテージを上げるには最高のトークイベントであった。